法政大学第二高等学校の校章は、大正(1919)年に大学令による大学予科が設置された折、法政大学予科の徽章として制定されたのがはじまりです。
徽章の中心に「Hosei」の頭文字である“H”、下は「University」の頭文字である“U”を表わし、上に王冠を戴いています。この王冠はフランス型の王冠であり、法政大学の前身である東京法学社において自由民権と自然法を謳歌したフランス法思想を命脈として、教学の指導者にあたられたボワソナード博士に由来していると伝えられています。また、中心の“H”は「Hope」の意味も含ませ、純情かつ潔白な青年の希望を、金モールの王冠のペンと剣は文武両道に優れた紳士で教養ある人物の要請を象徴するものであると言われています。
戦後の学制改革に伴い、予科が大学教養部になった際に法政第二高等学校の校章になりました。