学校長 北詰 昌敬
榎本前校長の後をついで、校長となりました。新校舎建設が進み、共学化を目前にひかえたこの時期に、校長の任を預かることには重い責任を感じているところです。
おかげさまで、工事は順調にすすんでいます。校舎建設第一期工事で完成した時計塔本館では、すでに中学1年生から高校3年生の生徒が日々の学習に励んでいます。新時計塔も、すっかり定着した感があります。同窓会から寄贈された時計の文字盤は、夜になるとLEDの明かりで遠くからも見ることができ、新しい地域のシンボルとなっています。二期工事も順調にすすんでおり、2016年には、1300人を収容できる講堂やマルチメディア機能を備えた学習情報センターとしての特徴をもつ新しい図書館も誕生する予定です。共学化にむけ、新しい制服も発表され、着々と準備がすすめられています。
学校が大きな転換点を迎えることもあり、卒業生や退職された教職員が久々に学校を訪ねてくださるということも増えているように思います。卒業生と話すたびに本校の卒業生は本当にあらゆる分野で活躍しているということを実感します。多くの卒業生が高校生活で培った人間形成や出会った友人が今の活躍に大きな影響を与えていると語ってくれることは大変うれしいことです。
少子化が進むなか、学校経営も厳しさをましていくといわれており、新校舎の魅力だけでは安閑としておれません。そのような中で、他校に決して真似のできない本校の強みは、75年を超える蓄積と伝統であろうと思っています。学校と卒業生の結びつきを強める努力は、榎本前校長も重視してとりくんできましたが、私もそれを引き継いでいきたいと考えております。
教職員一同協力して、新たな伝統を築く学校づくりを進めてまいりますので、ご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。